報道関係各位
平成19年5月29日
インターネット広告推進協議会
インターネット広告推進協議会
インターネット広告推進協議会
平成18年度活動報告
インターネット広告推進協議会(以下、JIAA)は、平成19年5月29日に青山ダイヤモンドホールにて平成19年度通常総会を開き、平成18年度の活動内容を会員に向けて報告したことを発表します。
平成18年度活動報告
平成18年暦年のインターネット広告費は、3,630億円(モバイル広告費390億円、ペイドリスティング930億円を含む:電通「日本の広告費」)、前年比129.3%と大きな伸びを示し、総広告費の6%近くを占めるまでになった。
モバイル広告費は、携帯電話によるインターネット利用人口の増大に加え、通信料定額制の普及や、携帯端末の多機能化による利用機会の増大などにより、市場が拡大した。また、ペイドリスティングは、生活者の、検索エンジンによる検索行動が常態化していることや、テレビCMにおいてキーワードを訴求し、その検索によるネット接続を促す手法の拡大により市場が大きく拡大した。
このような動きの中で、レスポンスなど費用対効果が計測しやすい手段に意識が傾きがちであったが、バナー広告などのディスプレイ広告のインプレッション効果に変わりはない。また、ブログ、SNS、動画投稿サイトなどCGMが新たな広告メディアとして注目され、広告メディアビジネスとしては評価が定まるには至っていないが、今後の浸透、拡大が予想されている。
平成18年度は、インターネット広告市場が質的に変化しながら拡大した年であったととらえることができる。インターネットCMなど、インターネット広告における新しい手法が浸透し、様々な顔ぶれのプレーヤーが市場に参画して来ていることにより、インターネット広告の多様化が進んでいる。
モバイル広告費は、携帯電話によるインターネット利用人口の増大に加え、通信料定額制の普及や、携帯端末の多機能化による利用機会の増大などにより、市場が拡大した。また、ペイドリスティングは、生活者の、検索エンジンによる検索行動が常態化していることや、テレビCMにおいてキーワードを訴求し、その検索によるネット接続を促す手法の拡大により市場が大きく拡大した。
このような動きの中で、レスポンスなど費用対効果が計測しやすい手段に意識が傾きがちであったが、バナー広告などのディスプレイ広告のインプレッション効果に変わりはない。また、ブログ、SNS、動画投稿サイトなどCGMが新たな広告メディアとして注目され、広告メディアビジネスとしては評価が定まるには至っていないが、今後の浸透、拡大が予想されている。
平成18年度は、インターネット広告市場が質的に変化しながら拡大した年であったととらえることができる。インターネットCMなど、インターネット広告における新しい手法が浸透し、様々な顔ぶれのプレーヤーが市場に参画して来ていることにより、インターネット広告の多様化が進んでいる。
平成18年度JIAAの活動概要
スローガン:新しいビジネスステージにおけるインターネット広告の「価値」と「健全性」を高める
- 設立以来、継続して行ってきた、広告掲載基準についてのガイドラインの作成や、新人教育など、インターネット広告の基盤づくりに向けての継続的な活動は、会員社内外からの評価を得ている。
- 新たに拡大しつつある「インターネットCM」における音楽著作権使用料の問題など、関連する団体が多く絡む案件においてもJIAAが核となって果たしている役割は大きい。
- 新旧含め検討すべき課題が増加し、組織体制および運営上の課題も明らかになってきたため、変化のスピードに対応すべく、活動組織の再編に着手した。
JIAA活動組織の概要 5部会、3プロジェクト、5委員会

以上
本件についての問い合わせ先
インターネット広告推進協議会(JIAA)事務局
〒104-0041東京都中央区新富2-1-7 冨士中央ビル9F
TEL.03-3523-2555 FAX.03-3523-2670 E-mail:sec@jiaa.org
インターネット広告推進協議会(JIAA)事務局
〒104-0041東京都中央区新富2-1-7 冨士中央ビル9F
TEL.03-3523-2555 FAX.03-3523-2670 E-mail:sec@jiaa.org
【インターネット広告推進協議会(JIAA)について】
インターネット広告推進協議会(Japan Internet Advertising Association:略称JIAA)は、1999(平成11)年5月、インターネットが信頼される広告メディアとして健全に発展していくために、共通の課題を協議しビジネス環境を整備することを目的として発足しました。現在、インターネット広告、モバイル広告ビジネスにかかわる企業(媒体社、メディアレップ、広告会社など)199社が集まって、調査研究、ディスカッション、ガイドライン策定などを行っています。また、優れたインタラクティブ広告を表彰する「東京インタラクティブ・アド・アワード」を開催するなど、インターネット広告市場の健全な発展、社会的信頼の向上のために、多方面にわたる活動を行っています。
( http://www.jiaa.org )
【参考資料】 平成18年度の主要な活動成果一覧
ガイドライン策定・啓発
- 「インターネット広告 倫理綱領及び掲載基準ガイドライン」について、昨今の法令等の動向や新しい広告手法を鑑みて見直しを行い、時宜に適した改定を行った。(広告掲載基準部会)
- 新しく登場したカウントの概念と方法の整理を行い、メディアデータに関するガイドラインにおける「インプレッション」の用語定義の改定を行ったほか、アドインプレッションの解説資料などを作成し公開した。(エビデンス部会)
- 新たな手法として成長著しいモバイル検索連動型広告について、掲載基準の検討を行い、表示に関するガイドラインを策定した。(モバイル広告部会)
- インターネットCMのJASRAC管理楽曲使用料算出の根拠となる「媒体費」の考え方について取りまとめを行い、説明会等を通じ会員各社への周知を図るとともにJASRACにも理解を求めた。(インターネットCM部会)
- 「インターネット広告掲載に関するガイドライン集」に改定および追記事項を加え、「2007年度版」の編集を行った。(ガイドライン集編集委員会)
調査研究・ディスカッション
- 広告メディアとして注目を集めるインターネット動画配信サイトに関して、メディアデータの整備を目的として実態把握を行った。(メディアデータ部会)
- 米国IABが推奨するアドインプレッションのカウントに関するガイドラインについて、IABへの訪問や技術的な勉強会等により情報の収集・共有を進め、ガイドラインに対する理解を深めながら、新しいカウントの概念と方法の整理を行った。(エビデンス部会)
- インターネットCMの音楽著作権使用料について、関係する団体との連携・調整を図りながら、JASRACをはじめとする音楽著作権管理事業者との意見交換や、実運用レベルの詰めを行った。その結果、平成18年8月にJASRACにおいてインターネットCM配信使用料が規定化され、平成18年4月以降の利用分にさかのぼって適用されることとなった。(インターネットCM部会)
- モバイル広告の効果指標ついて、クリックだけでなく、広告接触レベルでのインプレッション効果を明らかにすべく、広告効果測定調査の実施計画を策定し、平成19年度の実施に向けて提案を行った。(モバイル広告部会)
- 広告手法として急速に拡大しているペイドリスティングに関して、事業者からクリックカウントの仕組みや不正・無効クリックへの対応・対策などについて実態や意見をヒアリングし、情報交換・意見交換を行った。(ペイドリスティングプロジェクト)
- 平成17年度下期、平成18年度上期を対象とした「広告出稿状況調査」を実施し、調査結果レポートを会員内部限定で発表した。(広告出稿状況調査委員会)
- 海外調査研究視察団を実施。ニューヨークにおいて参加企業によりインターネット広告市場の最新動向を検証した。
情報・ノウハウの共有
- 「薬事法」「景品表示法」をテーマに、広告審査に関する啓発セミナーを2回にわたって開催した。(広告掲載基準部会)
- 作業効率の向上や事故防止を目指し、実務者向けのトラフィック研修を実施した。(エビデンス部会)
- 新人研修会を実施。研修教本「インターネット広告の基本実務」を改訂し、頒布した。(研修委員会)
- メールマガジン「JIAA NEWS」を発行。併せて会員向けWebサイトの充実化を進めた。(広報委員会)
社会的アピール・貢献
- 公共広告による骨髄バンクへの支援を継続したほか、新たに「NPO法人 世界の子どもにワクチンを 日本委員会」への支援キャンペーンを実施した。(公共広告プロジェクト)
- 第5回「東京インタラクティブ・アド・アワード」を開催。455点の作品応募を得て、グランプリ以下73点の受賞作品を選出した。本賞のPRとして平成18年11月に開催した公式セミナーは大盛況であった。(広告賞実行委員会)
- JIAA活動情報の発信基盤の整備を行った。(広報委員会)
その他
- 市場の急速な拡大とビジネス環境の変化に対応すべく、JIAAの活動組織再編の検討を行った。
- アフィリエイト、CGMなどの新しいテーマについて課題の整理や外部団体の状況把握を行い、JIAAの活動領域における位置づけを検討した。
以上